結婚式のスピーチ、友人の挨拶例

結婚式のスピーチ ― 使いやすい文例

 

 

前項までで、マナーを中心に説明してきました、ここでは使いやすい文例をいくつか紹介しておくことにしましょう。

 

まずは、招待されたお礼と祝辞です。ややカジュアルなら「○○くん、○○さん、ご結婚おめでとう!この結婚式という素晴らしい場で、二人の晴れ姿をみることはとても幸せです。」

 

ややフォーマルなら、「○○くん、○○さん、ご結婚おめでとうございます。並びにご両家の皆様、本日は誠におめでとうございます。この素晴らしいお席へのご招待、誠に感謝致します。」といった感じです。

 

次は自己紹介です。カジュアル風なら「ただ今ご紹介いただきました、○○くんの高校時代からの友人の△△です。あまりスピーチなどはしたことがありませんが、旧来の友人○○くんの結婚式です。全力で努めさせて頂きます。」

 

フォーマル風なら「ただいま司会の方から紹介に預かりました新郎の友人の○○でございます。ご列席の諸先輩方を差し置いてのスピーチ、甚だ僭越でございますが、ご指名をいただき、お祝いの言葉を述べさせていただきます。○○くんは中学の同級生となって意気投合して以来、約15年の長い付き合いとなります。」こうすると無難な感じです。

 

こうしてスピーチの序盤がスムーズにいけば、後が随分とラクになります。以後の内容としては、例えば、幼馴染なら「○○くんとは、近所の公園で、いつも暗くなるまで野球サッカーに興じていました。将来は共に一緒にプロ野球選手になろうと、夢を抱いたものです。」というように、新郎新婦が懸命に何かに努力、取り組んでいたことなどを紹介したいものです。

 

大学時代の友人、会社の同僚という時でも、これを応用した感じにすればいいでしょう。誉め上げることも大事です。文武両道の人、努力で大学も就職先も突破した、など努力を積み重ねた結果を誉めるといいでしょう。